干し柿は「金星デトリメント」の象意である?
こんにちは、むぎまるです。
秋も深まる蠍座シーズン、我が家も富有柿がたくさん採れました。
無農薬といえば聞こえが良いが、ほったらかしの柿なので見た目は良くないですが、美味です。
たくさん実がついたものの、ここは田舎。
家に柿の木があったり、お裾分けを頂くという人も多いので、たくさん採れても余らせてしまいがちです。
なので簡易的な干し柿にして、真空パック保存しておきます。
解凍して軽く炙ってもよし、パウンドケーキなど焼き菓子に入れてもよし、美味しく試行錯誤するのです。
フレッシュな果物は金星のキーワード

牡牛座支配星である金星が、デトリメントになる蠍座シーズンは、柿や林檎が採れ始める頃。
サツマイモの収穫は少し早いですが、熟成を経て美味しくなるのは蠍座シーズンくらいからですかね。
せっせと皮をむき網に並べ、干し柿を作っていて思ったのです。
干し柿はデトリメントの金星のようだなぁと。
金星の象意は、
- 楽しいこと
- 好きなこと
- 美しいこと
- 喜びごと
- 調和的であること
であり、牡牛座の金星は五感を満たす金星なので、
- 五感で感じられる喜び
- 地上の美味しいこと
が、挙げられます。
西洋占星術の熱冷乾湿で、金星はコールド&モイスト(冷・湿)な惑星です。
ですので、蠍座シーズン頃から収穫できると言えども、みずみずしく新鮮で水分を含む、柿も林檎も金星の象意に含まれます。
果物全般、金星です。
だけど生のままの果物を、そのまま保存するのには限度があります。
水分が多いものは、傷みやすいですからね。
干し柿はデトリメントの金星の賜物

西洋占星術の金星のキーワードに「干し柿」があるわけでは、当然ありません。笑
地上の金星の支配する牡牛座の対向サイン、オポジションは蠍座。
蠍座で金星はデトリメント(障害)の品位となります。
コールド&モイストで水分が多い生柿を、そのままの状態で美味しく保存するのには、限界があります。
オポジションよろしく、そのまま真っ向からストレートにどうにかしようとしても、障害(デトリメント)に遭い上手くいかない。
水分の多い果物は傷むのも早いので、当たって砕ける腐った結果になりかねない。
だからこそ蠍座キーワードの「変容」をさせるのだなぁと。
蠍座は水サインですが、陰の火星であり、火星はホット&ドライ(熱・乾)です。
干している柿は、お日様の熱と乾燥した秋の空気によって、内側の水分が抜けてゆきます。
フレッシュな果肉は、ねっとりとした濃厚な触感に変化。まさに「変容」です。
水分も抜けて、長期保存できるようになります。
だから思うのです。干し柿は「金星デトリメントてき」だなぁと。
この理屈で考えると、ドライフルーツ全般も干し芋も、長期保存できる瓶詰やジャム、干し肉もデトリメントの金星です。
秋は燻製の季節ですし、私も気が向けば作りますがベーコンなどの燻製肉も、デトリメントの金星に該当しますかね。
農作物の育ちにくい寒い冬、死の季節を生き抜くための、変化変容の知恵が詰まった食料たち。
水分が抜けて栄養が濃くなり、美味しいエネルギーが内側に凝縮されている保存食。この圧縮された濃厚感は蠍座てきです。
まとめ:蠍座金星の活かしかた
地上的な豊かさや喜びを表す牡牛座の金星。
しかし蠍座ではデトリメントとなり、金星をそのままの状態で発揮することが難しい配置となります。
しかし、ひとつの配置の良し悪しだけを注視してしまうと見失うことも多いと思います。
占いは悪いことだけは当たると言われがちですがね、ネイタルチャートの金星が蠍座にあったとしても、事が起きる前からネガティブに恐れずに。
フレッシュで新鮮な柿を、どうにかして保存しようと自然のチカラでその質を変容させ、喜びや豊かさを保持していくように。
がむしゃらに内側へ向き合うことで、今ある喜びの真価に気が付くことが出来るのかもしれません。
お読みいただき、いつもありがとう。



