10天体と品位

山羊座の火星はエグザルテーションし「ウィンターアーク(Winter Arc)」と共鳴する

mugimaru

西洋占星術の基本7惑星は、どこの星座にあるかによって惑星の品位に違いが出ます。

品位とは、ざっくり言うと惑星のコンディションを表していて、惑星にとっての居心地の良し悪しの程度です。

居心地がよい星座に在るときは、その惑星の象意をポジティブに発揮しやすくなります。

この記事を書いている現在、山羊座に火星がイングレスしているのですが、火星は山羊座でエグザルテーション(高揚)するとされます。

エグザルテーション(高揚)の品位とは、相性の良い友人宅に招待され、そこでの振る舞いや行動を肯定してもらっているイメージです。

つまり、惑星が力を発揮しやすい位置を指し、ポジティブに働きやすい場所となります。

さて、

少し前にアメリカで注目され始めたという「ウィンターアーク」という考えを最近知りました。

エグザルトした山羊座火星のストイックで計画性のあるエネルギーは、まさにウィンターアーク的であると気付いたので、記事にしてみますね。

山羊座火星は結果を求める長距離ランナー

情熱と行動と欲求と戦いのエネルギーである火星が山羊座にあるということは、山羊座ルーラーである土星の影響を受けているということです。

この配置では、火星本来の闘争心や情熱のエネルギーに、土星的なルール・計画性・規律性・持続力が加わります。

火星は本来は瞬発性のエネルギーや情熱であり、持続的な行動には適していません。

例えるなら火星単体では短距離ランナーであり、トランスサタニアンを除く7惑星の中で最も公転周期が長い土星が加わることで、長距離を走りきることが可能となります。

土星の支配する山羊座はシステムや責任を重視し、地のエレメントが示す実際性を長期スパンで展開していこうとする世界観です。

その中で火星の火(情熱・欲求)は瞬発的なそれから”長く燃える”ことを知るというか、欲求が計画に変わり、行動の持続が成果へと結びついていきます。

火星の情熱や行動力は、山羊座の長期的で目標志向な性質の影響を受けて、エネルギーを暴発させることなく活かせるのです。

古典的な占星術においては火星も土星も忌み嫌われる凶星ですが、山羊座は火星を抑制するブレーキではなく、エネルギーを建設的かつ目標達成が叶うような道筋を立てて努力するサポートとして機能するのです。

まぁでも、努力そのものは楽しいものでは無いから「努力する」のであって「つらいこと」のほうが多いですし。

そういう意味では確かに凶星の成すことと捉えても良いかもしれません。

冷静と情熱の山羊座火星、細く長く燃える炎

山羊座の火星は、長期的な計画のスタートに良い組み合わせです。

短距離ランナーの火星に土星というコーチが加わることで長距離ランナーになると例に出しましたが、

長期的な目標遂行のためには、地道な努力とストイックな自己管理、継続可能なペース配分などの計画が大切になってきます。

山羊座火星の特徴をあげると、

  • 現実的で綿密な計画設計と実行力
  • 目標達成に不要な行動は削ぎ落すストイックさ
  • 疲れても諦めず最後までやり抜く忍耐力
  • 自分に厳しく高い目標でも失敗を許さない

など、

情熱だけで瞬発的に突っ走るのではなくて、土星的なルールや仕組みの中で火星のエネルギーを適切に使うのです。

瞬間的な強火で燃えてしまったら早々に燃え尽きてしまいます。その情熱の火は長期間維持しなくてはなりません。

戦略性・実務的思考が伴って、諦めずひたむきな努力を継続し大きな野望を達成するイメージが山羊座火星です。

ネイタルチャートで火星が山羊座にある場合、上述したような現実的・努力家・目的志向な行動パターンを持つ人かもしれません。

また、トランジットの火星が山羊座に入ったなら、集中力と行動力が長期目標に向かって流れるような雰囲気になり、

ネイタルの個人天体とアスペクトが発生したなら何か新しいことを始めたくなるかもしれません。

「ウィンターアーク」は山羊座の火星

「ウィンターアーク(Winter Arc)」は、アメリカのカーリー・バーゲス氏が発信した自己啓発トレンドだそうです。

わたしはパラノイアさんのYouTubeで知りました。長い動画ですが冬の寒い朝に聞き流すと、今日もがんばろう!という気持ちになれます。

10月~年末にかけての3か月間を「物語の転換期」として自己変容のための訓練に集中する期間とするという自己啓発のトレンドです。

動画内では3か月限定ではなく、春までの期間で紹介されています。

ムギマルは自己啓発セミナーは正直あまり好きではないのですが(←参加したことがないのに)、このウインターアークの考え方は占星術や暦とも通じる部分があると感じました。

陰の火星の蠍座シーズンとも重なりますし、これは正に新しい春に綺麗な花が咲き・夏に実り・秋にたくさん収穫するための、自己変容です。

主な特徴とマインドセットは、

  • 遊びや誘惑を断ち自分の目標だけに集中する
  • 規律的なルーティン。早起きや筋トレ健康的な食事管理を毎日行う
  • 寒く暗い時期こそ努力し、他者と差をつける

という、家でぬくぬくと目的も無くだらだらと動画やゲームに時間を吸い取られがちな冬の寒い時期に生活習慣から見直し、

ストイックに目標に向けて淡々と努力し続けていくこの姿勢は、まさに山羊座でエグザルテーションしている火星だと思いました!

ウインターアークは具体的な習慣目標を立て、小さく始めてコツコツと積み上げるのだそうです。もうここだけでも地の活動宮、山羊座っぽいですね。

例えば、

「2時間早く起きて運動する」「パフォーマンスが落ちない食生活を意識する」「日々の読書や日記の習慣をつくる」といった目標を挙げて、それを続ける。

重要なのは簡単で継続可能・達成可能な目標を設定し、それをウインターアーク期間中ずっと続けていくことです。

その結果として習慣が変わり、徐々に自分自身も変容し、結果が手に入るのです。

うん。山羊座火星はウインターアークだ!!笑

まとめ

山羊座火星とウィンターアークは、目標達成にむけてコツコツと努力を積み重ねる姿勢、長期目線での変化や達成を大切にしています。

どちらも自己を律して未来の成果に備えるという共通点があり、非常にストイックです。

そして山羊座シーズンは年末年始と重なるため、目標設定や新しいプロジェクトが動き出すことが多い時期ですね。

そのタイミングで毎年トランジットの火星が山羊座に在るとは限りませんが、誰のホロスコープの中にも必ず火星のエネルギーは存在します。

今度こそ自分を変えたい!という新しい決意や情熱を、具体的な計画と実行に移すのにふさわしい山羊座シーズン、

ウインターアークを活用し、習慣から見直し継続は力なりで前進していくならば、未来の自分が楽しみになるに違いありません。

ABOUT ME
ムギマル
ムギマル
占星術師│光と影を描く者
2017年~独学で西洋占星術の基礎を学んだのち、不思議な縁でとある占星術師に約2年ほど師事。 現在は埼玉県北部の田舎で、指先に色をまとわせる仕事の傍ら絵と文章を描き、ライフワークとして星詠みの研究をしています。
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